体重133キロからのプログラミング

体重はちょっと減って今125キロです。

未経験からSESで内定を貰うまで

はじめに

まずは私が客観的にどれほどやばそうな人間なのか知ってもらうために経歴を書いておきます。

年齢:27歳(12月末で28になります)
体重:140kg
学歴:大学中退(当時付き合っていた彼女が病死、そのまま引きこもり半年) 職歴:飲食アルバイト⇨半年ニート⇨百貨店裏方アルバイト⇨コールセンターで契約社員⇨埼玉に引っ越して3月から今まで無職

失業保険の待機期間の3ヶ月を主にFF14をプレイしながら過ごし、IT系の職業訓練校の受験に落ちて、ようやくやばさに気づいて友人の助けを乞いながら独学で勉強開始。

主に勉強した言語:Ruby
勉強期間:2ヶ月

自分で書いていて地雷にしか見えない!やべー!

2ヶ月の勉強期間

Progateで勉強開始する。Rubyから触り始めた。 同時に、毎日勉強記録をつけるために当ブログを開設。
Qiitaは悪い意味で盛り上がりそうなのでやめておいた。

人生15日目 - 体重142キロからのプログラミング
なぜか勉強開始からわずか2週間で全能感を感じてWebアプリ(笑)を作り始めて魔物を生み出してしまう。
(HTMLとCSSについてはかなり勉強になった)
GitHub - peinorou/Hagire_App: hagire of unchi.
魔物のコードは上記から。ひどすぎる。尚この後ポートフォリオ(笑)として作ったものもひどいコードなのだが・・・。
ていうかそもそも他人のコードを一度も読んだことがない。

魔物を生み出してからようやく「Progateだけでは何かが足りていない・・・」と気づき、Railsチュートリアルを始める。
ここからRailsチュートリアル2週するまで、ほぼ人と交流することなく修行僧となる。
ここからいわゆる「写経」スタイルを開始。
RailsチュートリアルのコードをVScodeで手打ちして、さらに専用のノートも作成して手書きでも写した。
写経自体に効果があったかはわからないけど、自分のタイプミスの癖がわかったので気をつけることもできるようになったし、typoしてそうなところがだいたいわかるようになった。
Railsチュートリアルはとてもいい教材だけど、1週目ではテストがマジでわからなくて本当に辛かった。
テスト以外にもわからないことがめちゃくちゃ多くて、全く進捗が出ない日もあったし、とはいえ時間があまり残されていないのでそんな中でもやっていくしかなかった。
2週目もわからないことだらけだったが、演習含めてテストも全て通せるようになったのでとても気持ちよかった。

2週目終了直後から、「うんちの歯切れ報告サイト」を作り始める。
もともと友人と毎日うんちが出たかどうかを報告する謎の文化があった(頭おかしい)のだが、それをWebアプリケーションにしてみることにした。
無意味なものに全力を出すのが好きだったのでモチベーションを維持したまま開発を続けられた。
また、友人のアドバイスから、「プルリクエスト⇨GitHub上でマージ⇨masterをpull」という流れでやってみた。
企業に見せる可能性があるため、コードレビューなどもなしで全部一人でやった。
HAGIRE.
実際のサイトが上記のもの。
Railsチュートリアルの焼き直しのようになってしまったが、はじめてにしてはそれなりに動くものを作れた。
もともと友人しか使っていないものだし、出オチだったので最近は全く触っていない。

この後地獄のように思えた就職活動を始めたのだった。

就活

結果から言うと、全部で11社受けました。 いただいた内定は1つです。
2社書類で落ち、4社は面接で落ち、1社だけ最終面接まで受けさせていただきましたが、落ちました。 一番条件のよかった企業様より内定をいただいたため、選考中であった3社はこちらから選考の辞退を申し入れて現在に至ります。

面接で多かった質問

・将来どのようなエンジニアになりたいか教えてください
現場のことなんて全然知らないのに具体的なキャリアなんて描けねえ!と言うのが正直な感想でした。
自分で考えたものを作るのが楽しかったので、「自分のアイデアがサービスにできるといいな〜とは思います」と答えていました。

・ストレス解消方法を教えてください
ストレスに敏感な業界なため、結構な頻度で聞かれました。
「友人とVC繋ぎながらゲームしてます」と正直に答えました。

面接・逆質問編

こちらから質問する機会が必ずありますよね、あれ正直困りますよね?
2〜3社受けた時点で、仕事の内容に関する質問も尽きてしまったので、単純にその場で気になったことや、勉強方法などを質問していました。
Java勉強してるのですが、Webフレームワークがたくさんあって困っています」だとか、面接に落ちたとしても自分のためになる質問をするようにしていました。
これについて手応えとかは特になかったし、選考に影響したとも思えませんが・・・。
内定をいただいたところでも「JSPサーブレットの本買ったんですがもしかしてこれって古の技術ですか?」と質問しました。古の技術だった。ちくしょう・・・。

SES業界の印象

まず、SESの企業さん側も「SESは避けられている」という印象を持っていらっしゃるということがひしひしと伝わりました。
私はそもそも残された金銭的な猶予が少ないため、内定をいただける可能性が最も高いのはSESだろうということでほぼSESに絞って就職活動をしていました。
どこに行っても「残業がほとんどないこと」をかなりアピールされました。
SESばっかり受けてますと言うと驚かれる採用担当の方もいらっしゃいました。
また、応募者の想像する業務内容と、実際の業務内容で齟齬がないかどうかというのも必ず確認されます。
お話を聞いていると「いきなりコードを書ける」と思っている方が結構いらっしゃるようでした。
採用に力を入れている企業も多く、1時間〜1時間半ほどの長時間の面接も結構ありました。
色々な質問を真剣に答えてくださった企業の方々には本当に感謝しかない。
また、規模の小さいSESだとしても、取引先は大企業ばかりというところも結構あります。
引き抜きのある業界なので、そういった意味でもチャンスが転がっているなと思いました。
あと、当然だけど給料はそんなに高くないです。これはもうしょうがない。

結局ポートフォリオは必要なのか?

個人的な考えですが、資格などが無い場合はあったほうがいいと思います。
まあ「無いほうがいい」ってことは無いから「あったほうがいい」のは当然だけども・・・。
私の場合「うんちの歯切れ報告サイト」とかいうやばそうなものを作ってしまったので、最初は見せずにいましたが、職務履歴書にURLを記載してから明らかに面接の流れが変わりました。
「勉強している」といっても何ができるのかという具体的な指標があったほうがやはり企業側としても選考を進めやすいですよね。
「なんかやたら待たされるな・・・」と思っていたら、面接直前にお渡しした職務履歴書からURLを叩いてサイトを確認していただいていたということが多々ありましたので、転職サイトで申し込む際に備考欄にURLを載せておくだとか、メールで送っておくだとか、もっとお手間を取らせない方法があったなと後悔しています。

厳しいお言葉や、実際あったやばそうな会社

「年齢的にもギリギリだし、色々やってると思うけど、結果出してないよね」
この言葉は刺さりました。この日1日胃が痛かった。
今思い出してもテンション下がる。
でもこれも真剣に私のキャリアを考えてくださっているからこそ出た厳しい言葉なのかもしれない。

ここまでいいことばかり書いていましたが、もちろん「ネット上のSESのイメージ」がそのまま漂ってくるような会社もありました。
ただこればかりは実際に面接を受けたり、お話をしてみないとわからないことなのでなんとも言えないですが・・・。

まとめ

正直私自身の努力というよりは、支えてくれた仲間・家族・友人、また生活面・金銭面でも支えてくれたパートナーあっての内定だったと思います。
まだ実務始まってないから実際のところはわからないが、内定もらえると、嬉しい!
数ヶ月後、そこには変わり果てたデブが・・・ということになっていないようにしたい。
💎PoiyamaPoihey💎 (@poihey) | Twitter
もし何か質問があったり私のことが気になったら上記アカウントに気軽に連絡ください。
輝かしい未来を想像したりできる年齢でもないし、意識も全然高くないので勉強にはならないと思いますが、こんな奴でもIT業界で3食食っていけるんだということを証明してやります!!!